ネイティブダンサー系
今回はナスルーラ・ミスプロ・ターントゥ(サンデー&ロベルト)・ノーザンダンサー系の4つとは別の、ネイティブダンサーについての話。簡単に言えば、ネイティブダンサーの後継種牡馬の中で、ミスプロ系以外のややマニアックな内容。
知らん奴ばっかやね。オグリ!オグリ!
この辺はさらっと読む程度でおけ。
ネイティブダンサー系まとめ
①ネイティブダンサーってこういう馬なんやね?ってことがわかればよし。
②ミスタープロスペクター系
今回は日本でサンデー系に次ぐ超重大血統のミスプロ系を学んでいく。今までよりはるかに直系子孫が走ってるので、何度も読み返して、ミスプロ系の馬を理解してほしい。
要約すると競走馬としては全然だったミスタープロスペクターが、歴史上でも類を見ないくらいの最強種牡馬になったという話。
20年以上産駒を輩出するタフネスさたるや。
ミスプロ系の中でも最重要カテゴリーのキングマンボから見ていく。
1.キングマンボ系
競走馬としてはマイルまでの平凡な短距離馬。
主要ノーザンダンサー系ではないトライマイベスト系のラストタイクーンを母父に持つ血統構成。傍流(ぼうりゅう)といえど、このラストタイクーンの子マルジュがサトノクラウンを生み、初年度産駒のタスティエーラがダービーを勝つなど勢いがある。
何回見ても笑っちゃうんすよね。
キンカメ産駒現役一覧。さすがにもう小物が多くなってきた印象。
キンカメ産駒全賞金ランキング。意外とレイデオロ稼いでるんやな
農業である=同じように安定して適正のある馬を生み出すことができるようになる。つまり狙って芝1600m以上に強い馬を生み出しいるから、明確に得意と苦手が分かれるという話。
サンデーサイレンスを持たないホッコータルマエはキングカメハメハが持つ使い減りしない特性が良く出た馬だった。
以降、キンカメの後継種牡馬を見ていく。
当然全てがエアグルーヴの子供たちである。エアグルーヴはナスルーラ・グレイソヴリン系でもでてきたね?活躍した兄弟を見ておこう。
エリザベス女王杯を1着→1着→3着と大得意とした名牝。12歳の若さでこの世を去った。死後最後の子であるドゥラメンテでダービー馬に。そしてそのドゥラメンテも若くして・・・😢😢😢😢😢😢😢😢😢
産駒にアンドヴァラナウト
産駒に青葉賞・ダイヤモンドS2着のランフォザローゼス・京王杯SC勝ちのレッドモンレーヴ(父ロードカナロア)
ここからはルーラーシップの現役時代から種牡馬成績を見ていく。
2010年ダービーの結果
2010年世代同期の活躍。
歴代賞金獲得順
後継種牡馬はキセキ。ダンビュライトはせんば、メールドグラースはトルコで種牡馬になったそうな。
現役上位馬。母父ディープを筆頭にサンデー系がやはり目立つ。
ルーラーシップ同様サンデーを持たない。
続いては現在のリーディングサイアーである最重要種牡馬とも言えるロードカナロアを経歴を振り返っていく。
同世代の活躍馬。オルフェーヴルとロードカナロアとかいう怪物世代。
母系からサンデーを取り込んでいる馬も当然多いが、ダノンスマッシュ・ファストフォース・パンサラッサなどサンデーを持たない産駒も活躍。
ルーラーシップ同様に現役で見るとやや小ぶりな印象。短距離馬が多いのも影響しているか。
母父はブラッシンググルーム系で母母の方にファピアノでミスプロ系のクロス持ち。
以外にも3歳ではレーパドS勝ちあるも伸びきれない印象。
ホッコータルマエ焼きそば事件として有名なジャパンカップダート
産駒一覧。まだ中央重賞を勝った馬はおらず、これからに期待。3歳世代ではブライアンセンスがユニコーンSで3着。
父父=ミスプロ 父母=ノーザンダンサー 母父=サンデー 母母=ナスルーラ
これこそ現代日本における血統の歴史の集合体
残り2世代。わずか5世代の中からドゥラメンテに匹敵するような優秀な後継種牡馬が生まれることを切に願うばかりである。
デビューからわずか1っか月たたずにG1制覇!!??
クラシックディスタンスではあんまり見かけないような・・・ステイヤーにマイラー、ローカル・ハンデ重賞レギュラー等、大物が1頭出ると違うんだろうがなぁ・・。
ここまでキンカメの後継種牡馬を見てきた。ここからは非キンカメのキングマンボ後継種牡馬たちを見ていく。
母サドラーズギャルのひいばあちゃんとばあちゃんが全兄弟とインブリードを持つ。それに母系に同じ血を持つキングマンボを配合した大胆なインブリード。
エルコンドルパサー産駒たち。わずか3世代・・。代表産駒を見ていこう。
ちなみにディープインパクトと一緒に皐月賞を走っている(12着)
ヴァーミリアンの産駒からはリュウノユキナが出た。さらに直系を伸ばせるか・・
メイショウサムソンの3冠を阻んで菊花賞を制覇したソングオブウインド。後継種牡馬にアイファーソング。先日のユニコーンSに産駒のアイファーテイオーが出走した。
先日の函館スプリント勝ちのカイザーメランジェを輩出。ワイの4万馬券・・・
種牡馬として目立った産駒はいないが、現在では母父としてクルゼイロドスルなど輩出。
先にキングズベストについて軽く
姉のアーバンシー(父ミスワキ)はガリレオの母で他にもシーザスターズなど近代競馬において最も優れた繁殖牝馬の1頭。
トーラスジェミニ&ショウナンバルディのなんか馬場が渋ると爆穴を空けるやつら
エイシンフラッシュの経歴を見ておこう
ここからは脱線するが、ドイツ血統の話
熊本県産馬ルクシオン。事故で亡くなってしまったのが惜しまれる・・。
現役馬一覧。ヴェラアズールが後継種牡馬として直系を残せるだろうか・・
母父としてはジャスティンカフェを輩出した。
代表産駒はシーウィザード(えぇ・・)
レモンドロップキッドからはレモンポップが出ている。このサイアーラインからまた活躍馬が出るか、注目したい。
キングマンボ系まとめ
①キングマンボは大種牡馬ミスタープロスペクターの産駒。競争馬としては平凡だったが、キングカメハメハやエルコンドルパサーなど種牡馬として一流馬を出した。
②キングカメハメハの後継種牡馬は現在の種牡馬リーディングトップを走る馬たち。それぞれの血統構成と成績を大まかに頭に入れておこう。
③キングマンボのそのほかの産駒にアルカセットやキングズベスト・レモンドロップキッド。中でもキングズベストはエイシンフラッシュやワークフォースなど後継種牡馬を出している。
2.フォーティナイナー系
たっぷりとキングマンボ系を見てきたが、今回からはそれ以外の系統を学ぶ。まずは1985年生まれのフォーティナイナー系から。どんな後継種牡馬が出たか覚えていこう。
日本にも輸入されダート種牡馬として活躍。母父としては皐月賞馬エポカドーロ。
まずはフォーティナイナー系=エンドスウィープというイメージでOK。では、エンドスウィープがどんな馬かを見ていく。
ウォーエンブレムのお話はミスタープロスペクター系⑧そのほかのところで。
エンドスウィープの代表産駒を紹介。
宝塚記念を11番人気で制したスイープトウショウ。母母父は天馬トウショウボーイ
父エンドスウィープと同じ短命だったラインクラフト。4歳の夏というあまりにも早すぎる死(心不全)シーザリオ・エアスピネルとライバルとして戦った。
次からはエンドスウィープの後継種牡馬としても活躍した馬たちを紹介
現役産駒では活躍馬はあまりいない。ただ地方では7年連続リーディングサイヤーだったり、大物を出すというよりは安定して走る馬をたくさん輩出したようで。中央の重賞ではもう見ないかも・・。サウスヴィグラスは2018年に亡くなったので5歳世代がラストクロップ。ナムラタイタンやヒガシウィルウィンが後継種牡馬になっている。
自身は短距離馬であったが、ステイヤーズSや東京大賞典勝ち馬を輩出した。
国内初の同一G1四連覇を達成。ダートだと世界初の快挙。
スプリント重賞3勝し、サマースプリント王者にも輝いたパドトロワ。産駒にはJBCスプリントを制したダンシングプリンスがいる。
まだ代表産駒と呼べる馬はいないが、昨年のJFに出走したハウピアやフェアリーS2番人気だったディナトセレーネなどがいる。
以上、スウェプトオーヴァーボードの代表産駒の紹介。ここからはエンドスウィープの後継種牡馬に戻る。
フォーティーナイナー系もまだエンドスウィープしか見ていないが、かなりの情報量になってきたな。何度も読み返して頭に入れていこう。
産駒のグロリアスノアとカフジテイクどちらも種牡馬入りしているので、どこかでみかける日がくるかもしれない。母父としては・・特にいない。
マイケイティーズがケイティーズハートの姉なので、エフフォーリアいとこにあたる。
2006年クラシック世代で、同期はメイショウサムソン・マツリダゴッホ、ソングオブウインド、フサイチパンドラ、カワカミプリンセス、キンシャサノキセキなど。
アドマイヤと武豊の確執のきっかけとなった馬であり、さらにアドマイヤが社台グループとの関係も悪くなるきっかけでもある。それ以降アドマイヤの成績は落ちてしまった。
ロードカナロアにも勝ったハクサンムーン。産駒はハクサン冠名が多い。
高松宮記念では優勝と12番人気での2着など得意とした。種牡馬入りしており、産駒のデビューも楽しみな1頭だ。
要約すると、アドマイヤムーン同様ゴドルフィンの所有馬だったファインニードルは春秋スプリント制覇を達成するも、相手関係や海外で勝てなかったり、ロードカナロアの後に出た馬だったりと何かに地味だった。初年度産駒がデビューし、まずまずといったところ。今後もファインニードルと同じスプリンターを出すのか、それともアドマイヤムーンの隔世遺伝の中距離馬も出るのか?注目だ。
ここからはエンドスウィープ以外のフォーティナイナーの後継種牡馬を見ていく。
残念ながら代表産駒のノンコノユメはセン馬のため日本で直系はつながらなさそう。
母父としての実績
アロゲートやゴールデンシックスティ、ライフイズグッドなど
このディストーテッドヒューマーで覚えたいのが孫のアイルハヴアナザー。
現役時代は9番人気ながらケンタッキーダービーを制するなど活躍
芝でビッグタイトルに届きそうな唯一の産駒とも言えるウインマーベル。トウシンマカオ・ビッグシーザーなどと同様に、現在は傍流の系統から大物が出るのもスプリント路線の面白さと言えるだろう。
地方では後継種牡馬のセレスハント(地方ダート重賞4勝)産駒が走ってたりする。
母父としてはキングオブドラゴンを出した。
フォーティナイナー系まとめ
①ミスプロ産駒のフォーティナイナーはエンドスウィープをはじめ優秀な後継種牡馬を出した。
②中でもエンドスウィープはわずか3年の間にサウスヴィグラス・スウェプトオーヴァーボード・アドマイヤムーンなどを輩出。それぞれ後継種牡馬として日本でも活躍馬を輩出した。
③そのほかのフォーティナイナー系からもアイルハヴアナザー等活躍馬を出したサイアーラインもある。
3.ファピアノ系
まず母父ドクターフェイガーの話を少しだけ。
ファピアノの話へ。現役時代は母父の影響もありマイラーとして活躍。
つづいては、ファピアノの代表産駒であるアンブライドルドについての話
タケトヨが乗ったこともあるそうだ。
アンブライドルズソングやエンパイアメーカーを輩出した。こっからはそれらの馬を見ていく。
母父としてジャックドール、ハーツコンチェルト、ノットゥルノなど。今後も活躍馬が出る可能性が高い。
インリアリティについて亀ちゃんのコラムより抜粋
インリアリティの話はマッチェム系(クソほど後)で。
OPクラスでたまーに見かけるダンカーク産駒。トウセツなど
米国歴代賞金王にもなったアロゲート。ただピークは短く、引退後もわずか7歳で亡くなってしまった。
わずかな産駒から大物は出るのか・・・?
次走アイビスサマーダッシュで草。
エンパイアメーカーの孫世代
もちろん日本での代表産駒はこれ。
不良馬場のフラワーカップを3着と好走。今後もガンランナー産駒がちらほら見れるのだろうか?
ファピアノ系まとめ
①ファピアノはミスタープロスペクターの初年度産駒で、母父ドクターフェイガーが伝説的なスピードを持つ逃げ馬。本馬も短距離馬だった。
②アンブライドルドの子、アンブライドズソングの系統からアロゲートが出てアメリカではそのサイアーラインが反映。日本でもアンブライドルズソングが母父として優秀な競走馬を多く輩出している。
③エンパイアメーカーのサイアーラインからバトルプラン、米国三冠馬アメリカファラオなどが出て、産駒が日本でも走っている。
④そのほかではガンランナーの産駒が近年デビューし、今後日本でも活躍馬が出るかもしれない。
4.ゴーンウェスト系
種牡馬入りしたインティ。今後ゴーンウェスト系の中心になるかもしれない。
そのほかにもモティベーターの母父として血統表でも見ることに。
フェブラリーS5番人気で草(9着)ようやっとる。
繁殖入り。母父スパイツタウンの名馬も生まれるかもしれない。
ゴーンウェスト系まとめ
①母父にセクレタリアトを持つゴーンウェストは優秀なマイラーを輩出し、スピードを伝えた。日本での産駒も芝とダートでレコードホルダーとなった。
②今の血統シーンで目立つのはモティベーターの母父として。スパイツタウン系やインティ産駒などが今後中心となっていくだろう。
5.シーキングザゴールド系
シーキングザゴールドといえば「ドバイミレニアム」なので、詳しく見ていこう。
まあ・・・ということで、ドバイミレニアムはそれはもう大変な名馬で、最短での5世代G1制覇かつ現代の欧州でのミスプロ系の主流として君臨。
産駒はほとんどいないが、母父ドバウィはちらほら。現役ではキングズパレスやセッションなど。
ドバウィの後継種牡馬で日本で走ってるのはモンテロッソとマクフィ産駒。
ドバイワールドカップではエイシンフラッシュやスマートファルコンに勝って優勝。
モンテロッソの産駒はこんな感じ。ビリーバーとかホープフルサインなど短距離馬が目立つ。
北海道競馬3冠を達成したリンゾウチャネルが代表産駒
フランスマイル最高峰「ジャックルマロワ賞」を3代で制覇した。
マクフィ産駒。こちらも短距離かート馬がほとんど。
シーキングザゴールド系まとめ
①代表産駒のドバイミレニアムは伝説級の名馬として活躍するもわずか1世代を残して亡くなってしまった。
②その中からドバウィが生まれ、競走馬としても種牡馬としても活躍。驚異の5世代G1制覇をわずか19年で成し遂げるなど、欧州ミスプロ系のトップサイアーラインへ。
③日本ではドバウィの後継種牡馬としてモンテロッソやマクフィの産駒が走っている。今後産駒や母父として名馬が出るか、注目だ。
6.マキャヴェリアン系
母父として出した馬は、ダークエンジェル(マッドクールの父)ヴィクトワールピサ・タリスマニック・シュバルグランなどで、現代の種牡馬として活躍している。
中でも特筆すべきは、優秀な繁殖牝馬ソニンクを生んだ点だろう。
今年だけでもかなりの数の重賞を制覇している。スキルヴィング・・・😢
日本では産駒がチラホラいるが・・。母父としてはチェーンオブラブが目立ったところか・・。
マキャベリアン系まとめ
①産駒のソニンクの牝系からロジユニヴァースやソングラインなど多くの活躍馬が出た。他にはハルーワソングの子ハルーワスウィートの産駒からヴィルシーナやシュヴァルグランが出た。
②後継種牡馬としてストリートクライがオーストラリアの名品ウインクスを生んだ。
7.スマートストライク系
ここは書籍の内容をサラッと読んでおく程度でいいだろう。
カーリンの代表産駒候補。ダートOPで今後活躍が期待される。
母父にカーリンを持つ。
8.そのほかのミスプロ系
ここからはサラッと流す馬も多く、軽く読む程度でも。
母父としてヒーローコール、エエヤンを輩出している。
ドライスタウト・ミクソロジーの母父。
代表産駒にイーグルカフェ。NHKマイルとジャパンカップダートを勝利
芝ダートで活躍したヤマニンキングリーが代表産駒。ただ後継種牡馬を出すことはできなかった。
前にちらっと名前が出ていたこの馬。以下参照・・。
後継種牡馬はシビルウォー、オールブラッシュ。今後産駒から大物が出るか・・?母父としてはアネゴハダやブライトジュエリーなどを出している。